いままでPhoton、Photon Mono と小さいサイズしかプリントできない3Dプリンターを使ってきたけど、ちょっとだけ大きいサイズの3Dプリンターを購入した。RGB液晶のPhotonとモノクロ液晶のPhoton Monoでは、圧倒的にPhoton Monoの方がプリントが速く仕上がりの品質も良い。特にサポートが付く面がPhotonだとひどい凸凹だけど、Photon Monoだとかなりフラット。Photon Monoだと1/43のサイズのボディーをぎりぎりプリント可能。1/24は前後に分割してプリントしてあとで貼り合わせたけど、結構歪むので合わせ目の処理が大変だった。
今回導入したM3なら一発で1/24のカーモデルをプリントできる。ただし、車種にもよるけどギリギリ。
今回購入した Photon M3は、Mono Xほど大きくはないけど、ぎりぎり1/24スケールのボディーを1発でプリントできそう。1/43のスケールはボディーとシャシーを同時にプリントできる。
残念なことに、まだChituBoxが未対応で、Photon Workshop が使いにくい。 追記: ChitoBoxがM3に対応しました。使いやすい。
実際にプリントしてみた感じでは、Photon Monoとの品質の違いは明らかに積層痕が目立たなくなった。アンチエイリアスの効果かも知れない。前機種はバグなのか仕様なのかアンチエイリアスが効いていなかった。造形時間はほとんど同じ。お手頃価格で、ちょっと大きなサイズをちょっと高品質でプリントできるようになったので、M3で正解だったかな。
1/24はぎりぎりプリントできそう。プリントには14時間もかかるけど、FDMタイプの3Dプリンターと違ってヒーターがないから留守中のプリントも火事の心配ない。
1/24が一発で出力してみた。分割してつなぎ目の処理をする必要がないのでものすごいらくちん。
ただちょっと困った点もある。Photon M3 のビルドテーブルへの造形物のはりつきが半端なく強力で、スクレーパーで全然取れない。無理にはがそうとするとラフトが割れて場合によっては造形物も破損してしまう。ベースの露光時間を23秒から15秒まで減らしてみたけど全然変わらない。
1/24、1/43、1/64と3つのスケールでプリントしてみた。ただ、当然だけどレジンの消費量が半端ない。いろいろ試しにプリントしてたらレジンの在庫が一気になくなっていく。
塗装して完成品はこちらです。
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